管理栄養士/公認スポーツ栄養士 惠美先生の健康コラムvol.10

「ロコモティブシンドローム」という言葉をご存知ですか?

運動器(身体運動に関わる骨、関節、軟骨、筋肉、靭帯、腱、神経などの総称)の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態を 「ロコモティブシンドローム(ロコモ、または運動器症候群)」といいます✍️
ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります😬
原因として加齢による筋量や筋力の低下、神経活動の低下に加えて骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、変形性脊椎症、変形性膝関節症などの運動器疾患が挙げられます。

移動機能の低下が始まった状態のロコモ度1、移動機能の低下が進行した状態のロコモ度2、移動機能の低下が進行し社会参加に支障をきたしているロコモ度3に分類されます。ロコモは特に運動器の障害によって移動能力が低下した状態であり、ロコモが進行した状態(ロコモ度3)が身体的フレイル(NO.9参照)と言えます。

ロコモ度は立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の3つのロコモ度テストの結果をもとに判定します。
ロコモ度テスト | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト (locomo-joa.jp)
各テストの結果がロコモ度1、ロコモ度2、ロコモ度3のどの段階に該当するかを調べます。
該当したロコモ度のうち、最も移動機能低下が進行している段階を判定結果とします。どの段階にも該当しない方はロコモではありません。

ロコモの予防には、トレーニングと食事です🍴🏃‍♀️

「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」を続けることが肝心です。
ロコトレはたった2つの運動、「片脚立ち」と「スクワット」です。
ロコトレ | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト (locomo-joa.jp)

「ロコモ」といっても、程度は人それぞれです。ご自身に合った安全な方法で、無理せず行いましょう🙂

食事では、トレーニング後すぐに、炭水化物とたんぱく質を含む食品を摂取すると
疲労回復や筋肉量増加に効果的だと言われています。
豆乳や牛乳、飲むヨーグルトがおススメです👏
(体重管理やバランスのよい食べ方は、コラムNO.1~8を参照)

正しい情報を収集して、日々のご健康にお役立てください❤️

参考:ロコモを知ろう | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト (locomo-joa.jp)
:自分の足で一生歩ける体に。毎日かんたん!ロコモ予防 | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト (mhlw.go.jp) 

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